Japanische Klassiker mit Furigana
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あかいカブトムシ
赤いカブトムシ
江戸川 乱歩
Lesen Sie 赤いカブトムシ (あかいカブトムシ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N4. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N4 · Einstieg · moderne Kanji und Kana · 23.237 Zeichen · 47 Bildschirme
かいちゅうでんとうでよくしらべてみましたが、へやは、まったくからっぽで、なにもないのです。
四方のかべはかたいコンクリートで、どこにも出口はありません。
みんなは、いよいよきみがわるくなってきました。
「へんだなあ。あいつ、けむりのようにきえてしまったよ。」
ノロちゃんが、とんきょうな声でいいました。
「あっ、ごらん。なんだか、動いてる。」
またしても、じめんから、ぶきみなものがわき出してきました。まっさおなものです。それが、かおからかた・はら・こしとせり出して、おとなぐらいの大きさになりました。
「あっ、せいどうのまじんだ。」
小林くんがさけびました。ずっと前に、少年たんていだんがたたかった、あのおそろしい、せいどうのまじんと、そっくりなのです。
せいどうでできたような、青いやつです。耳までさけた口で、にやにやわらっています。それが見る見る大きくなって、やっぱりおとなの三ばいほどになりました。あたまがてんじょうにつかえています。
「ギリリリリ、ギリリリリ……。」
はぐるまの音がします。せいどうのまじんの中に、はぐるまがしかけてあるのでしょうか。
「わはははは……。