Japanische Klassiker mit Furigana
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くまとしゃしょう
赤い鳥代表作集 2
木内 高音
Lesen Sie 赤い鳥代表作集 2 (くまとしゃしょう) von 木内 高音 (きうちたかね) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 14.043 Zeichen · 29 Bildschirme
くまと車掌
わたしは尋常科の四年を卒業するまで、北海道におりました。その頃は、尋常科は四年までしかありませんでしたから、わたしは北海道で尋常小学を卒業したわけです。
今から、ざっと二十年前になります。今では小学校の読本は、日本中どこへいっても同じのを使っておりますが、その当時は、北海道用という特別のがあって、わたしたちは、それを習ったものです。茶色の表紙に青いとじ糸を使い、中の紙も日本紙で片面だけに字をすったのを二つ折りにして重ねとじた、純日本式の読本でした。その中には、内地の人の知らない、北海道だけのお話がだいぶのっていたようです。(わたしたちは、本州のことを内地内地と、なつかしがって、よんでいました。)
たとえは、くまが納屋へしのびこんで、かずの子のほしたのをはらいっぱいに食べ、のどがかわいたので川の水をのむと、さあ大へんです。おなかの中で、かずの子が水をすってうんとふえたからたまりません。くまは、とうとう胃がはれつして死んでしまったというようなお話ものっていました。ほしかずの子がどんなに水へつけるとふえるものかは、おかあさま方におききになればよくわかります。