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Japanische Klassiker mit Furigana

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あかとんぼ

赤とんぼ

新美 南吉

Lesen Sie 赤とんぼ (あかとんぼ) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 3.021 Zeichen · 7 Bildschirme

Aozora Bunko

おじょうちゃんは、口をとがらして、湯を書生さんにぶっかけました。

書生さんは、赤とんぼをはなして逃げて行きました。

赤とんぼは、ホッとして空へ飛び上がりました。良いおじょうちゃんだな、と思いながら――

空は真青に晴れています。どこまでも澄んでいます。

赤とんぼは、窓に羽を休めて、書生さんのお話に耳をかたむけています、かあいいおじょうちゃんと同じように。

「それからね、そのとんぼは、怒って大蜘蛛のやつにくいかかりました。くいつかれた大蜘蛛は、痛い! 痛い! 助けてくれってね、大声にさけんだのですよ。すると、出て来たわ、出て来たわ、小さな蜘蛛が、雲のように出て来ました。けれども、とんぼは、もともと強いんですから、片端から蜘蛛にくいついて、とうとう一匹残らず殺してしまいました。ホッとしてそのとんぼが、自分の姿を見ると、これはまあどうでしょう、蜘蛛の血が、まっかについてるじゃありませんか。さあ大変だって、とんぼは、泉へ飛んで行って、からだを洗いました。が、赤い血はちっともとれません。で、神様にお願いしてみると、お前は、罪の無い蜘蛛をたくさん殺したから、そのたたりでそんなになったんだと、叱られてしまいました。