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Japanische Klassiker mit Furigana

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えっちゅうつるぎだけ

越中劒岳

木暮 理太郎

Lesen Sie 越中劒岳 (えっちゅうつるぎだけ) von 木暮 理太郎 (こぐれりたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 4.680 Zeichen · 10 Bildschirme

Aozora Bunko

又槍の穂や錫杖の頭は、登山者が紀念の為に残したものか、或は異変の為に殪れて、持物だけが暴風にさえも吹き飛ばされずに残ったものか、それらも到底判然する時期はあるまいと思われる。

「●劒岳の頂上にて発見せし槍の穂(実物は長さ一尺)」のキャプション付きの図

●劒岳の頂上にて発見せし槍の穂(実物は長さ一尺)

「●同じく劒岳の頂上にて発見せる錫杖の頭」のキャプション付きの図

●同じく劒岳の頂上にて発見せる錫杖の頭

劒岳は最近には測量部員に依って初めて登山された。これは疑う余地もないようであるが、有力という程でもないが兎に角競争者があるのは妙である。其競争者というのは芦峅寺の佐伯某というもので、明治三十九年の九月に、此山の裏手毛勝谷の東北面に当る緩傾斜地を登って頂上に出たようである。惜しいことには夫が本人の記述ではなく、唯だ其談話を筆記したものであるから、頗る要領を得ない書き方であるのは残念である。毛勝谷というのが劒岳の北裏にあることは未だ聞かない。私の想像する所では早月川(地図の立山川)と白萩川とに挟まれた尾根に取り付いて、そこから登ったものではなかろうかと思われる。