Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
とおりあめ
通り雨
宮本 百合子
Lesen Sie 通り雨 (とおりあめ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 1.284 Zeichen · 3 Bildschirme
源、居ないのかい。
一台あいたよ。
床だけ持って来な。
と土間から窓を透してさっきの声が叱鳴る。
急いで取って返して来た二人は床を持って木の間に消えて行く。
あとにざあっと十本。
真黒な土にはっきりと快く黄いろい「わら」が落ちて居る。
目ざわりになると思ってか台を紅葉の下にころがして行く。
背が低く左右に形よく拡がった褪紅色の下に台があお向にひっくり返って居る。
何とか云う事はなしにつり合った奇麗な景色に見える。
土間で、
「おい、糸おくれな。
とさっきの男が云って居た頃はもう雨は音もない。
木の葉から葉へと落ちる雫の音があわただしい通り雨の後を不器用にまとめて行く。