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Japanische Klassiker mit Furigana

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きんぞくにんげん

金属人間

海野 十三

Lesen Sie 金属人間 (きんぞくにんげん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 78.616 Zeichen · 157 Bildschirme

Aozora Bunko

これではいよいよどっちがほんものの針目博士だかわからなくなった。

「きみこそ金属Qだ。そんなにがんばるのなら、仮面をはいでやるぞ」

とあとからあらわれた博士が自信ありげにいって、蜂矢の名を呼んだ。

「なにか用ですか」

「そのニセモノのそばへ寄って、頭に巻いている繃帯をぜんぶほどいてくれたまえ」

と、機銃みたいなものを抱えている博士がいった。

「むちゃをするな、傷をしているのに、繃帯をとるなんて、人道にはんする」

と、壁のそばに立っている方の博士が、すぐ抗議した。

「蜂矢君。早く繃帯をとってくれたまえ。繃帯をとっても、血一滴、出やしないから心配しないで早くやってくれたまえ」

蜂矢は、ふたりの博士の間にはさまって、迷わないわけにいかなかったが、とにかく繃帯をといてみれば、どっちがほんものかニセかがわかるかもしれないと思い、ついに決心して壁の前に立っている博士の頭へ手をのばした。博士は何かいおうとした。がもうひとりの博士が、機銃みたいなものを、いっそうそばへ近づけたので、顔色をさっと青くすると、おとなしくなった。

蜂矢は、その機に乗じて、長い繃帯をといた。なるほど、繃帯はどこもまっ白で血に染っているところは見あたらなかった。