Japanische Klassiker mit Furigana
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すずきもんど
鈴木主水
久生 十蘭
Lesen Sie 鈴木主水 (すずきもんど) von 久生 十蘭 (ひさおじゅうらん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.827 Zeichen · 26 Bildschirme
伝内は秋月刑部門下の三傑の一人といわれたほどの剣客だったが、麹町三番町で泰平真教流の道場を開いている兄の小笠原十左衛門に主水を預け、弓は竹林派の高須十郎兵衛に、柔術は吉岡扱心流の吉岡次郎右衛門に、馬術は大坪流の鶴岡丹下に学ばせた。
享保十年の春、主水は元服して鉄砲三十梃頭に任命され、本知行二百石取になり、その年、同藩の物奉行明良重三郎の次女安を娶った。翌年、太郎を生み、つづいてお徳が生れた。
享保十七年の八月二十九日に政祐が死に、分家の榊原勝直の四男が、式部大輔政岑と名をかえて姫路十五万石を相続することになった。大須賀頼母といって、本家の家中客人分として、三百石の合力米をもらっていた居候同然の身分だったが、先年、兄の勝興が早世したので、不意に千石の旗本におしあげられ、こんどは政祐の死で急養子にとられ、たちまち播州姫路の城主になりあがった。
十月、家督相続がすみ、能勢因幡守の二女竹姫を奥方に迎え、それぞれに新知、加増、役替があった。これまでは、御代替になってもこれというほどの異動はなかったが、こんどは思い切った御仕置で、先代の側仕えをしていた向きは、大目附役、大番頭、寄合以下、番頭、用人、給仕の果てにいたるまで、一人残らず君側から下げられ、若殿附と称する分家の番頭や、客分当時の用人小姓と入替になった。