Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
あなんとじゅじゅつしのむすめ
阿難と呪術師の娘
岡本 かの子
Lesen Sie 阿難と呪術師の娘 (あなんとじゅじゅつしのむすめ) von 岡本 かの子 (おかもとかのこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 28.425 Zeichen · 58 Bildschirme
第七場
呪いは遂げることより外何物も知らぬ。呪いはただ貫く為に在る。これを妨げようとするものは禍いなるかな。矢は遂に汝の身に立とう。たとえ仏の使いなりとも、神通第一の修行者なりとも用捨はない。おお、世の中にありとあらゆる障碍よ、災危よ、危険よ、病弊よ、欠陥よ。また人の心に巣喰うありとあらゆる嫉妬よ、害心よ、欺きよ、野望よ。そなた達の大事な武器の呪いは今壊り損われようとして居るのだ。汝等みな生物の形をとって、この一期の戦いに味方となって呉れ。
目※(「特のへん+廴+聿」、第3水準1-87-71)連 ――阿難よ。早く来るが宜い、世尊のお召だ。
(目※(「特のへん+廴+聿」、第3水準1-87-71)連の再度の言葉をきっかけに、阿難、娘に取り縋られたまま、宙釣りになって空中へ上って行く。之を目がけて老女口より赤紅の焔を長く吐き上げる。)
第七場
再び空中の場。舞台装置第五場の時と同じ。ただ違うのは背景の空の動きによりて雲が上手へ進み行く趣きを見せたるに、この場合に於ては雲が下手へ帰り行く様子を見せる。雲の奥の一端に、目※(「特のへん+廴+聿」、第3水準1-87-71)連、阿難を庇うて立ち居る。