Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
あなんとじゅじゅつしのむすめ
阿難と呪術師の娘
岡本 かの子
Lesen Sie 阿難と呪術師の娘 (あなんとじゅじゅつしのむすめ) von 岡本 かの子 (おかもとかのこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 28.425 Zeichen · 58 Bildschirme
その五
)
その五
(教団のあらくれた僧達が十人程、一条の縄を牽き合うて出て来る。)
僧一 ――何という呆れた態だ。僧が女の手を執り合って泣いて居る。
僧二 ――阿難。貴様はそれでも釈迦教団の幹部か。
僧三 ――平常世尊があまり阿難を甘くなさるので、増長してこんな事になる。
僧一 ――(釈尊に一礼して)破戒の比丘は絡め取って、教団から追放するのが掟で御座います。師よ。阿難を掟通りに致します。どうぞお許し下さい。
僧達 ――(一同声を揃えて)お許し下さい。
釈尊 ――(静かに振り向いて)騒がずともよろしい。勿論阿難は戒を破った僧であるゆえ掟通り行って差支ない。けれどもお前達の力で阿難が縛れるかどうかな。
僧一 ――何と仰せられます。縛られぬということが御座いましょうか。
僧二 ――わたくし達の腕は、戒律で鍛え上げて御座います。何の、恥知らずの若僧一人。
釈尊 ――ではお前達、阿難に一問かけて見よ。阿難がもし答えられなかったら即座に縛るが宜しい。
僧一 ――畏まりました。
(容を改めて大声に)縄、身を縛する時いかに。
阿難 ――何が縄だ。何が身だ。
(阿難、従容として後手に縛られる模様をなす。