Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

かげろうざ

陽炎座

泉 鏡花

Lesen Sie 陽炎座 (かげろうざ) von 泉 鏡花 (いずみきょうか) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 33.381 Zeichen · 67 Bildschirme

Aozora Bunko

これの合図に、相馬内裏古御所の管絃。笛、太鼓に鉦を合わせて、トッピキ、ひゃら、ひゃら、テケレンどん、幕を煽って、どやどやと異類異形が踊って出でた。

狐が笛吹く、狸が太鼓。猫が三疋、赤手拭、すッとこ被り、吉原かぶり、ちょと吹流し、と気取るも交って、猫じゃ猫じゃの拍子を合わせ、トコトンと筵を踏むと、塵埃立交る、舞台に赤黒い渦を巻いて、吹流しが腰をしゃなりと流すと、すッとこ被りが、ひょいと刎ねる、と吉原被りは、ト招ぎの手附。

狸の面、と、狐の面は、差配の禿と、青月代の仮髪のまま、饂飩屋の半白頭は、どっち付かず、鼬のような面を着て、これが鉦で。

時々、きちきちきちきちという。狐はお定りのコンを鳴く。狸はあやふやに、モウと唸って、膝にのせた、腹鼓。

囃子に合わせて、猫が三疋、踊る、踊る、いや踊る事わ。

青い行燈とその前に突伏した、雪女の島田のまわりを、ぐるりぐるりと廻るうちに、三ツ目入道も、ぬいと立って、のしのしと踊出す。

続いて囃方惣踊り。フト合方が、がらりと替って、楽屋で三味線の音を入れた。

――必ずこの事、この事必ず、丹波の太郎に沙汰するな、この事、必ず、丹波の太郎に沙汰するな――