Japanische Klassiker mit Furigana
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ゆきのうえのぶとう
雪の上の舞踏
小川 未明
Lesen Sie 雪の上の舞踏 (ゆきのうえのぶとう) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 2.619 Zeichen · 6 Bildschirme
すると、ふくろうは、目をまるくして、
「それは、いい考えですね。私も、たいくつで困っていたところです。私は唄をうたいましょう。」といいました。
「だれか、楽器をひくものはないかしらん。」と、きつねは、考えました。
すると、ふくろうは、
「それは、風のおばあさんにかぎりますよ。さっき、破れた手風琴をさげて、あちらへゆくのを見ました。」といった。
そこで、ふくろうときつねは、ふたりで、風のおばあさんをさがしてあるきました。おばあさんは、一本の葉のおちつくした木立の下にすわっていたので、すぐに見つけました。
「おばあさん、おどりの仲間にはいって、手風琴をひいてくださいませんか。」
というと、おばあさんは、喜んで、承知してくれました。
きつねは、ほかに、わかい、美しい女たちが仲間にはいったら、どんなにか、にぎやかだろうと思った。そうすれば、自分たちの舞踏も、人間にまけるものでないと考えたから、
「おばあさん、もっと、私たちのほかに、わかい、美しい女たちはないものでしょうか。」と聞きました。なんといっても、おばあさんは、島のすみから、すみまで知らないところはなく、それに年寄りに似ず、さとりが早いから、ないものでもないと思われました。