Japanische Klassiker mit Furigana
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れいこんだいじゅうごうのひみつ
霊魂第十号の秘密
海野 十三
Lesen Sie 霊魂第十号の秘密 (れいこんだいじゅうごうのひみつ) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 43.100 Zeichen · 86 Bildschirme
「はははは。はははは」
相手は、ほがらかに笑いつづける。隆夫は腹が立ってならなかった。しかし自分の意識が刻々うすれていくのに気がつき恐慌した。
「はははは。もうすこしの辛棒だ」
「なにを。この野郎」
隆夫は、残っているかぎりの力を拳にあつめ、のしかかってくる相手の上に猛烈なる一撃を加えた――と思った。果して加え得たかどうか、彼には分らなかった。彼は昏倒した。
早朝の訪問者
その翌朝のことであった。
三木健が、自分の家の玄関脇の勉強室で、朝勉強をやっていると、玄関に訪う人の声があった。
三木はすぐ玄関へ出て扉をあけた。
「お早ようございます。名津子さんの御容態はいかがですか。お見舞にあがりました」
「はッはッはッ。よしてくれよ、そんな大時代な芝居がかりは……」
三木は腹を抱えて笑った。
というわけは、玄関の扉をあけてみると、そこに立っているのは余人にあらず、仲よし友達のひとりである一畑隆夫であったから。その隆夫が、なんだって朝っぱらからやってきて、この鹿爪らしい口のききかたをするのか、それは隆夫が三木をからかっているのだとしか考えられなかった。
「これはこれは健君。