Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きりがくれいかほのゆけぶり

霧陰伊香保湯煙

三遊亭 円朝

Lesen Sie 霧陰伊香保湯煙 (きりがくれいかほのゆけぶり) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 117.546 Zeichen · 234 Bildschirme

Aozora Bunko

由「ハヽア此の座敷へ世帯を…成程疾うから持ちたいと思ったが、今迄店請が無いから食客でいたが、是から持ちますからお前店請になっておくんなせえ」

番「御冗談ばっかり、宜しゅうございます」

幸「何卒お頼み申します、賄いの婆さんも頼みますよ、給金なぞはようがすか」

由「此様な処へ来て洒落なぞを云っても通じませんので、むだです」

幸「少し口を休めな」

由「只もう私は好い心持で……旦那湯へ一杯這入って」

幸「己は少し駕籠で腰が痛えからまア先へ這入んねえ」

由「左様ですか、此の温泉はどうしたッてそばからぶく/\出る湯ですから、私が先へ這入ったって汚れるというわけではなし、他の者も這入るのですから」

と喋りながら由兵衞は湯へ這入りに往きました。

三十七

岡村由兵衞は湯に這入って来まして

由「どうも宜いお湯で、どうもあり難い/\、だがねえ少し熱うございます、此処の湯は大変熱い様で、一棟の中へ湯櫃が幾つもあるので、向うへまた下駄を穿いて往くと、着物を入れる棚があって、それからはしごを三段ばかり下りて這入るのです、心配なし、気が詰らず、残らず東京の人なし、皆田舎の人ばかりで髷があります、男ばかり、女は子供を抱いて這入って居りますが、芝居の話などはございません、只畑の話で、お前さんの処の胡摩は何時蒔きましたか、私