Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きりがくれいかほのゆけぶり

霧陰伊香保湯煙

三遊亭 円朝

Lesen Sie 霧陰伊香保湯煙 (きりがくれいかほのゆけぶり) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 117.546 Zeichen · 234 Bildschirme

Aozora Bunko

後姿を見て、

茂「むう松五郎か、来たな汝」

と息を屏して中へ這入る様子を見て居りますると、ガラ/″\と上総戸を開けると、土間口へお瀧が出迎い、

たき「お這入りなさいよ」

と坐敷へ上げました。お瀧は情夫に逢うのだから嬉しい、夜に入れば少し寒うございますなれども五月上旬と云うので、南部の藍の子持縞の袷を素で着て、頭は達磨返と云う結び髪に、*平との金簪を差し、斑紋の斑の切れた鬢櫛を横の方へ差し、年齢は廿一でクッキリと灰汁抜の為た美い女で、

たき「何うしたえ、私の手紙が往違いにでもなりやアしないかと思って何んなにか心配したよ」

松「宜い塩梅に僕の手に這入ったが、家主ア東京へ往ったじゃアねえか」

たき「宜いよ。私は本当に案じたよ、お前の来ようが遅いから待ちぼけは詰らないと思ってたが能く来たね、何ね少しお金の出来る事が有って東京へ往ったんだが、一体才覚の無い人だから出来る気遣は無いよ、誰がおいそれと金を貸す奴があるものかね、屹度出来やア為ないが、二百両借りて来ると云ったから十日や十五日は帰るまいと思うよ、□□□□、□□□□□□□□□□□」

松「だって体裁が悪くて成らねえんだ、親指が感附きゃア為ねえか知ら」