Japanische Klassiker mit Furigana
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きりがくれいかほのゆけぶり
霧陰伊香保湯煙
三遊亭 円朝
Lesen Sie 霧陰伊香保湯煙 (きりがくれいかほのゆけぶり) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 117.546 Zeichen · 234 Bildschirme
佐「え、なに親の仇が」
布「へえ私も茂之助の忰であります、母と妹は村上松五郎とお瀧の為に彼様な非業の死様を致しましたのは、親父が間違えて母親を殺したんでございますが、実に驚きまして途方に暮れ、彼の様に親父は首を縊って死にますような事になりましたのも、皆なお祖父さん村上松五郎お瀧から起った事でございます、私も子供心に二人の顔を覚えて居ますから、彼奴等二人を殺さんでは私が親に対して済みませんから、何卒お暇を戴いて下さいまし」
佐「あゝ……、然うか、手前年も往かねえで能く親の仇を討とうてえ心になってくれた、おくのや茂之助が草葉の蔭で此の事を聞いたら嘸悦ぶであろう……じゃが今の世の中では仇討と云うことは出来ないが、彼奴等は天罰でいまにお上の手に懸って、その悪を為ただけの処分は屹度受けようから諦めてくれ、よ、其様な事を云ってくれると私が困るから」
布「いえ、お祖父さん何卒お暇を戴いて下さい、私は最う一日も居られません、若しお祖父さんが私を置いて往けば、明日にも彼家を駈出します」
佐「どうでも手前討つと決心したか、併し人を殺せば手前の身にもそれ丈の処分が附くぞ」