Japanische Klassiker mit Furigana
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きりがくれいかほのゆけぶり
霧陰伊香保湯煙
三遊亭 円朝
Lesen Sie 霧陰伊香保湯煙 (きりがくれいかほのゆけぶり) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 117.546 Zeichen · 234 Bildschirme
お祭の有る事を是まで些とも知らずに居りましたが、実に何うも不思議、へゝゝゝ彼のテレツク/\なんぞは悉皆覚えましたが、重次郎さんの扮装てえのは恰で角兵衛獅子でございますね、白の着物に赤い袴で萌黄色のきれの附いている物を頭部に冠って、あれで獅子が附いてれば角兵衛獅子だが、彼は蛙だから重次郎蛙です、只々重次郎さんの出て来る処が不思議でげすが、彼様な事は開化の今日は種切れに成りそうなもんだが、代々重次郎さんてえものが出るのが訝しいね、彼で乗り損って死んじまうと、ツクの下へ死骸を埋るのが法だと云いますが妙でげすねえ」
幸「おい/\汽笛が聞えるようだぜ、汽船が来たんじゃアないか」
由「然うでげすな……おッ旦那月が登って来ました、好うがすなア、月の光で川の様子を見ながら参りますと退屈凌ぎになりますよ……あ来ました/\お前さん此の鞄を持ってゝ下さい」
下女「笛が聞えたって彼でまアだ半道程も先だアから、緩くり支度をしておいでなせえましよ」
由「でも、ピイー/\と川へ響けて大層聞えますね……何だか私ア気が急きますから、旦那徐々支度をなさいな…大きに姉さんお世話さま、お茶代は此処へ置きましたよ」