Japanische Klassiker mit Furigana
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きりがくれいかほのゆけぶり
霧陰伊香保湯煙
三遊亭 円朝
Lesen Sie 霧陰伊香保湯煙 (きりがくれいかほのゆけぶり) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 117.546 Zeichen · 234 Bildschirme
くの「私もお目にかゝって是非お頼み申しやすが、貴方からも能くお話なすって……年寄も居りますが、私も機織奉公に参りまして、それが縁になって嫁きましたのだから、誠に私が中へ這入って困りやすから、どうかお願いで」
瀧「宜うございます、私が往って来ます……アノ明けッ放して置きますから、貴方さん少し留守居をして下さい」
くの「はい、宜しゅうござります、お留守いたします、帰ってお茶でも上る様にお湯をかけて置きます」
瀧「じゃア私は一寸往って来るから、アノ子供衆に乳でも呑まして緩くりしておいでなさい」
と台所へ立って、ぶら提灯を提げて、福井町までは近い処でございますから出て往きました。すると秋の空の変り易く、ドードーッと一迅吹いて来ます風が冷たい風、「夕立や風から先に濡れて来る」と云う雨気で、頓てポツリ/\とやッて来ました、日覆になった葦簀に雨が当るかと思ううちに、バラ/\と大粒が降って来ました。あゝ降出して来て困るだろうと思って居ると、ドーと吹込む風に灯取虫でも来たか行灯の火を消して真暗になりましたから、おくのは手探りで火打箱は何処にあるかと台所へ探しに参った。