Japanische Klassiker mit Furigana
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きりがくれいかほのゆけぶり
霧陰伊香保湯煙
三遊亭 円朝
Lesen Sie 霧陰伊香保湯煙 (きりがくれいかほのゆけぶり) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 117.546 Zeichen · 234 Bildschirme
のは隣り座敷に居ります処の御新造でございます。年が未だ二十四と云う実に品の好い別嬪でござりまする。世間を余り見ない人と見えます。お附の女中はお岩と云って四十二三でございます。是は品の好い訳で、出が宜しい。旧幕の折には駿河台胸突坂に居まして、二千五百石頂戴致した小栗上野介と云う人の妾の子でござりまする。この小栗と申す人は米国へ洋行した初めで外国奉行を兼ね御勘定奉行で飛鳥を落す程の勢い、其の人の娘で、私どもは深い事は心得ませんが、三倉で小栗様は討たれ、又市様と云う若殿様は上州高崎へ引取られ、大音龍太郎と云う人のため故なく越度もなきに断罪で、あとで調べて見ると斬らぬでも宜かったそうであります。飛んだ災難でございました。それから散々になって奥方は会津に落ちて、会津から上方へ落ちて、只今駿府にお在でと聞きましたが、何う成行きましたか。此のお藤と申す婦人は小栗様の娘で、幼年の折久留島様と云うお旗下へ御養女においでなすったお方で、維新になりましてからお旗下様は御商法を始めて結構なお暮しでございましても、何処か以前のお癖がありますから、どうも御身代のお為に悪い