Japanische Klassiker mit Furigana
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きりがくれいかほのゆけぶり
霧陰伊香保湯煙
三遊亭 円朝
Lesen Sie 霧陰伊香保湯煙 (きりがくれいかほのゆけぶり) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 117.546 Zeichen · 234 Bildschirme
警「いや其の方の住んで居る所は何と申す」
市「私の居る処か、私の居る処は吾妻郡の市城村で」
警「其の方は姓名は何と申すか」
市「姓名てえ何か」
警「其の方の名」
市「己ア名か、己ア市四郎と云います」
警「営業は何か」
市「えゝ」
警「営業」
市「なに」
警「分らん奴じゃ、ウーン営業を知らんてえ事があるか」
市「知りません、其様な事どうして、只の字せえ知らねえで習わねえに英語なぞ何に知る訳がねえ、それは外国人のいうことだ」
警「英語ではない、営業というは其の方の渡世商売じゃ」
市「商売か商売は市四郎てえ筏乗でがんす」
警「何故あって向山へ今日参ったか」
市「何をたって連藏さんとは心安い者で、茸を些とばかり採ったから商売の種に遣りてえと思って持って来て、縁側で一服喫って居ると、向うの離座敷で暴れ廻る客があるだ、若い衆を擲っていけえこともねえ皿を打壊したりして見兼ねたから、仲へ這入って何故此様な事をすると段々尋ねた処が、仲人の私がに悪口吐いて打って掛るから、打たれては間に合いませぬから胸を衝くと逆蜻蛉を打って顛覆ったゞ、ねえまア向うが弱えからだ」
警「何故其の様な暴な事をするか」