Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
あおいふろしきづつみ
青い風呂敷包
大倉 燁子
Lesen Sie 青い風呂敷包 (あおいふろしきづつみ) von 大倉 燁子 (おおくらてるこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 13.612 Zeichen · 28 Bildschirme
間もなく自動車番号によって所有者ツバメ・タクシーの主人が召喚された、その車は昨夕交代時間に吉川が運転してガレージを出たものであると彼は云った。
一日に二つの殺人事件が続発したのに捜査課では狼狽し、全機関を総動員して犯人逮捕に努力したが、初子以外には一人の容疑者も挙らなかった。
杉村はいらいらしながら本庁へ帰って来ると、山本桂一が彼を待っていて、
「今、カフェー・ドラゴンの美佐子という女給に会ったら、昨夜十時頃、吉川がドラゴンの前から百合子と一緒に自動車に乗って、どこへか行くのを見たと云うんですが、二人とも死んでしまっているから分らないけれど――、まさか、初子が二人を殺したとは思われません、杉村さんは疑っていられるようですが――」
「犯人が挙らないうちは、僕は誰れにでも疑いの眼を向けているよ」
「美佐子は何か知っているらしいんですが、僕には遠慮して話しません、憖い隠しだてされるとやり難いんですが――、それはきっと初子に取って不利な事なんでしょう、しかし、僕の主義として徹底的に調べたいんです。少しでも不審の点があればたとえ妻であっても容赦しません、が、僕はまだ初子を信じていますから――」