Japanische Klassiker mit Furigana
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せいしゅんのいきのあと
青春の息の痕
倉田 百三
Lesen Sie 青春の息の痕 (せいしゅんのいきのあと) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 127.338 Zeichen · 254 Bildschirme
私は町からはなれた森のなかの沼のほとりの一軒家に私ひとりで暮らしています。家にいるとわがままが出ては父母を傷つけ自ら不愉快になりますし、また病気の性質上、私だけはなれて暮らしています。昼は日光浴をしたり魚を釣ったり、夜は燈火をともして聖書やアウグスチヌスや主として、レリジアスなものを研究しています。あなたと同じように私は旧約聖書にたいへん興味を感じて読みます。私は祈祷の心理を日に日に深くしてゆきます。単に詩的な感興を催してでなくて、実際的な要求から祈ります。私の恐怖は私らがどんなイグノランスから自他を傷つけるかもしれないということです。私は神の光に輝いた知恵がほしい。ことに自分の行為が他人の運命に交渉するときに、これまで私のしたいろいろなことを考えてみるときに私は人間のイグノランスを痛切に感じて恐怖します。ああ私は自ら知らずして他人を傷つけていました。私は宗教がこの現われたる世界をよしと見ないのに賛成いたします。そしてその最大なる欠点は生命が他の生命を犯さないでは、存在できないことであると思います。これ神のあたえたまいし厳粛な罰ではありますまいか。