Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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せいしゅんのいきのあと

青春の息の痕

倉田 百三

Lesen Sie 青春の息の痕 (せいしゅんのいきのあと) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 127.338 Zeichen · 254 Bildschirme

Aozora Bunko

それがやがて他人を潤おす本になるのだと思われます。私は神を求めてまだ神にあいません。いわんやパンを神にデペンドする強い信仰はありません。だから今はほんとの意味の出家はできません。しかし私の目ざしている境地はフランシスのような生活を実践することです。私はかつて恋を求めている時には、身も世も忘れて熱心でした。そして神を求める今、その熱心が足りないでどうしましょう。カルチュアやマンナーや骨肉の姑息な愛(私は父母を愛するのに何の自信もありません)は第二義以下のことです。まず「無くてかなわぬもの」を握らねばなりません。その時私はすべてのものを愛する立場を得るのでしょう。釈迦、キリスト、日蓮などの出家は、両親を愛せぬからではなく、もっと深い愛、実力のある救済を求めたからでありましょう。私の愛は、他人の運命を動かす力なき愛です。親鸞の「心のままに助け取ることありがたき」聖道の愛にすぎません。私は浄土の愛がほしいです。私はコンセントレーションをせねばなりません。「愛と認識との出発」以来、私はあまり私の熱注的な性格を制して、多くの方向に心を向け過ぎました。かくして得られたる「静けさ」