Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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せいしゅんのいきのあと

青春の息の痕

倉田 百三

Lesen Sie 青春の息の痕 (せいしゅんのいきのあと) von 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 127.338 Zeichen · 254 Bildschirme

Aozora Bunko

私はとても学校生活の堪えらるるほどの健康にはなれそうに思われません。学者にも芸術家にもなれそうに思われません。私はもし神様のみ心ならば魂のことにつきて人に語る説教師になりたいと思います。愛することや、赦すことや、忍ぶことや、祈ることについて私の同胞に語りたい。そしてその材料を学問からでなく人生のさまざまな悲哀や、不調和や、神との交通やすべて実験から得たい。そして私の魂をできるだけ深く純に強く博くすることによって直接に他人に影響したい。じっさい世の中の人はどれほど自分で自分の魂をはずかしめているかしれませんと思います。キリストは「罪の価は死なり」といいました。たとえば面をつつんだ皇后は少しの侮辱にも得堪えぬように魂は少しの罪にも死するほどデリケートな純潔なものなのではありますまいか。近代人の最大の欠点は罪の感じの鈍くなったことだと思います。中世の人はもっと上品であったように見えます。私はモンナ・バンナが夫に貞節を証するために、「私の眸を見て下さい」というのを実に純潔な表現と思いました。私は私の眸を涼しく保ちたい。憤怒や貪婪や、淫欲に濁らせたくありません。