Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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あおずいせん、あかずいせん

青水仙、赤水仙

海若 藍平

Lesen Sie 青水仙、赤水仙 (あおずいせん、あかずいせん) von 海若 藍平 (かいじゃくらんぺい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 1.359 Zeichen · 3 Bildschirme

Aozora Bunko

「あなた、なぜ泣いていらっしゃるの」

とたずねました。うた子さんがわけを話すと、それでは私たちと遊んで下さいましなと親切に云いながら、連れ立っておうちへ帰りました。

二人はほんとに静かな音なしい児でした。顔色は二人共雪のように白く、おさげに黄金の稲飾りを付けて、一人は赤の、一人は青のリボンを結んでおりました。うた子さんはすこし不思議に思って尋ねました。

「あなたたちはそんな薄い緑色の着物を着て、寒くはありませんか」

「いいえ、ちっとも」

「お名前は何とおっしゃるの」

「花子、玉子と申します」

「どこにいらっしゃるのですか」

二人は顔を見合わせてにっこり笑いました。

「この頃御近所に来たのです。どうぞ遊んで下さいましね」

うた子さんはそれから毎日、三人で温順しく遊びました。本を見たり、絵や字をかいたり、お手玉をしたりして日が暮れると、二人は揃って、

「さようなら」

と帰って行きました。お母さんは、

「ほんとに温順しい、品のいいお嬢さんですこと。うた子と遊んでいると、うちにいるかいないかわからない位ですわね」

とお父さんと話し合って喜んでおいでになりました。

そのうちにお正月になりました。