Japanische Klassiker mit Furigana
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ふうりゅうばけものやしき
風流化物屋敷
山本 周五郎
Lesen Sie 風流化物屋敷 (ふうりゅうばけものやしき) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 20.228 Zeichen · 40 Bildschirme
「受取りあしませんが置いてゆきます」「まあどうしよう、どどうしよう、――」「なにか心配事でも出来たんですか、なんなら」「わたしじゃあございません、貴方のですわ」「私の――」「貴方は一万二千石の御家老の御三男で、なんにも御存じないでしょうけれど、その丁半というのは賭博のことですわ」「なーんですって」「賭け事、博奕といって卑しい遊びです」「だって、それは法度で厳しく取締られているでしょう」「ですから化物屋敷のまねなどやって誰も入れないくふうをしたんです、今だから云いますけれど、奉公人が来ないのも、みんな化物が出るということを知っているからなんですわ」「それは不愉快ですね」旦那は頭を振った、「化物は出ても構わないが、博奕は困る、早速ひとつ町奉行に云ってやりましょう」「いけません、そんなことをしたら貴方も巻き添えをくってしまいますわ」「私が、――」「そうですとも、貴方は席料というものをお取りになった、いいえ彼等はちゃんと企んであるんです、もし捉まりでもすれば、貴方が博奕と知った上で、席料まで取って貸した同類だと云うに違いありません」「なるほど、――そいつはうまい理窟だ」