Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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めしまつま

飯待つ間

正岡 子規

Lesen Sie 飯待つ間 (めしまつま) von 正岡 子規 (まさおかしき) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 59.525 Zeichen · 126 Bildschirme

Aozora Bunko

と叱った。すると高ちャんという子は少し泣き声になって「猫をつかまえて来たのはあたいじャない年ちャんだよ」といいわけして居る。年ちャんという子も間が悪うて黙って居るか暫く静かになった。

かッと畳の上に日がさした。飯が来た。

子規子より「飯待つ間」の原稿送り来されたる同封中に猫の写生画二つあり。一は顔にして、一は尻高く頭低く丸くなりて臥しゐるところなり。その画の周囲に次の如き文章あり。もとより一時の戯れ書きに過ぎざれど、「飯待つ間」と相照応して面白く覚えたれば爰に載録す。写生画もまた子規子の画として面白けれど載すること能はざるは遺憾なり。

(虚子記)

「猫の写生画」のキャプション付きの絵

猫の写生画

明治卅二年十月九日「飯待つ間」といふ原稿書きをへし処に、彼子猫はやうやくいたづら子の手を逃れたりとおぼしくゆうゆうと我家に上り我横に寐居る蒲団の上、丁度我腹のあたりに蹲りてよごれ乱れたる毛を嘗め始めたり。妹は如何思ひけん糸に小き球をつけてこれを猫の目の前にあちこちと振りつづけしかば、猫は舌を収めて首傾け一心に球を見つめ居る、そこを写生したるなり。しかるに僅に首だけ写しをはりし時、糸切れて球動かざりしかば疲れに疲れたる猫はそのまま身を蒲団の谷あひに横たへ顔を尻の処へ押しつけて寐入りぬ。