Japanische Klassiker mit Furigana
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めしまつま
飯待つ間
正岡 子規
Lesen Sie 飯待つ間 (めしまつま) von 正岡 子規 (まさおかしき) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 59.525 Zeichen · 126 Bildschirme
庭にはよろよろとした松が四、五本あって下に木賊が植えてある。塵一つ落ちて居ない。
夕飯もてなされて後、燈下の談柄は歌の事で持ちきった。四つの額は互に向きおうて居る。
段々発熱の気味を覚えるから、蒲団の上に横たわりながら『日本』募集の桜の歌について論じた。歌界の前途には光明が輝いで居る、と我も人もいう。
本をひろげて冕の図や日蔭のかずらの編んである図などを見た。それについてまた簡単な趣味と複雑な趣味との議論が起った。
夜が更けて熱がさめたので暇乞して帰途に就いた。空には星が輝いて居る。
夜は見るものがないので途が非常に遠いように思うた。根岸まで帰って来たのは丁度夜半であったろう。ある雑誌へ歌を送らねばならぬ約束があるので、それからまだ一時間ほど起きて居て歌の原稿を作った。
翌日も熱があったがくたびれ紛れに寝てしもうた。
そのまた翌日即ち五月一日には熱が四十度に上った。
〔『ホトトギス』第三巻第十号 明治33・7・30〕