Japanische Klassiker mit Furigana
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めしまつま
飯待つ間
正岡 子規
Lesen Sie 飯待つ間 (めしまつま) von 正岡 子規 (まさおかしき) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 59.525 Zeichen · 126 Bildschirme
あしゃア実は爰処で陶器をやるつもりなんだが。」「陶器とはなんぞな。」「道後に名物がないから陶器を焼いて、道後の名物としようというのヨ。お前らも道後案内という本でも拵らえて、ちと他国の客をひく工面をしてはどうかな。道後の旅店なんかは三津の浜の艀の着く処へ金字の大広告をする位でなくちゃいかんヨ。も一歩進めて、宇品の埠頭に道後旅館の案内がある位でなくちゃだめだ。松山人は実に商売が下手でいかん。」
「なるほどこりゃ御城山に登る新道だナ。男も女も馬鹿に沢山上って行くがありゃどういうわけぞナ。」「あれは皆新年官民懇親会に行くのヨ。」「それじゃあしも行って見よう。」(向うの家の中に人が大勢立って混雑している。その中から誰れやら一人出て来た。)「おい君も上るのか。上るなら羽織袴なんどじゃだめだヨ。この内で著物を借りて金剛杖を買って来たまえ。」「そうか。それじゃ君待ってくれたまえ。(白衣に著更え、金剛杖をつく。)サア君行こう。富士山の路は非常に険だと聞いたが、こんなものなら訳はないヨ。オヤ君は爰に写生していたのか。もう四、五枚出来てる?、それはえらいネー。もう五合目い来たのか。