Japanische Klassiker mit Furigana
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かまをきずいてしりえたこと
魯山人陶説
北大路 魯山人
Lesen Sie 魯山人陶説 (かまをきずいてしりえたこと) von 北大路 魯山人 (きたおおじろさんじん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 46.780 Zeichen · 98 Bildschirme
光悦やのんこうをお茶人が茶室の中で取扱っている様子は、滑稽なくらい「ははっ」とやっている。その結果、
「とてもありがたい」
「この高台が何とも言えぬ」
「この縁造りが何とも言えぬ」
何とも言えぬ、何とも言えぬばかりだ。何とか言えるはずなのです。しかし、それくらいわかりにくいものと決めこんでおるし、またそういうふうに物を観る教育を茶の上で受けて来たのです。多くの茶人的鑑賞家は道具屋教育でたいがいのことを覚える。道具屋というのは、物を売るために必要な知識だけを詰め込んでいる。道具屋口調というのは、おきまり文句で誰がやっても同じ文句で人を感心させます。
「この縁造りがどうだの」
「のんこうの釉薬は格別ですね、これはほかの茶碗では見られない」
とか、長次郎はその数があまりたくさんありませんが、それでも、
「長次郎のこれはいい」
とか、光悦に至っては、
「これは光悦に限る」
とか、
「どうです、この不二の釉具合は……」
とかいう高の知れたことを道具屋という者は勿体らしく言うに決っているのです。ほんとうですよ。それを紳士淑女が無条件にみな覚えるのです。芸術というものはこの頃ではある一部でははっきりしておるようですが、芸術というものの研究に決め手が出来ていなかったお茶人たちは、彼の高橋箒庵などでも芸術とは皆目関係のないことに興味をもっ