Japanische Klassiker mit Furigana
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あへんをのむびしょうねん
鴉片を喫む美少年
国枝 史郎
Lesen Sie 鴉片を喫む美少年 (あへんをのむびしょうねん) von 国枝 史郎 (くにえだしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 10.061 Zeichen · 21 Bildschirme
そうやって二人をだいなしにして、殺してやろうと思ったからだわ。でもとうとうエリオットの方は、妾から鴉片を進めたのに乗って、鴉片を喫い出したので頭を悪くし、昔のあいつじゃアなくなったし、グレーの方はあんな具合に、貴郎に殺して貰ったし、妾の目的は遂げられたってものよ。……これじゃアなかなか鎮江は、英軍の手には落ちないわね。……二人の大将が駄目になったんですもの」
「それにしてもどうしてグレーって男が、あんな所へやって来たんだい?」
「妾からやっぱり、呼んだからよ。例の厠の紙を使って。好奇にあいつやって来たのさ。毛唐って奴、好色だからねえ……ところが現われた女ってのが、自分だけの情婦だと自惚れていた、妾だったので嫉妬して、私の咽喉を締めたんだわ」
「じゃア僕を招んだのは、グレーの奴を殺させるため、……ただ、それだけのためだったんだね」
「それもあったわ、でももう一つ、妾あんたが好きだったからよ」
――それなら可いと僕は思ったよ。
友よ、これでお終いだ。
古人燭をとって夜遊ぶさ。今人の僕はこんな遊びをしている。あくどい、刺戟の強い、殺人淫楽的の遊びを!
しかもそれが生活でもあるのさ。