Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ねずみざか

鼠坂

森 鴎外

Lesen Sie 鼠坂 (ねずみざか) von Mori Ōgai (森 鴎外) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 7.781 Zeichen · 16 Bildschirme

Aozora Bunko

空は青く澄んで、星がきらきらしている。そこら一面に雪が積って氷っている。夜の二時頃でもあろうが、明るい事は明るいのだね。」

小川はつぶやくように口を挟んだ。「人の出たらめを饒舌ったのを、好くそんなに覚えているものだ。」「好いから黙って聞いてい給え。石垣の向側はやはり磚が積んであって降りるには足場が好い。降りて家の背後へ廻って見ると、そこは当り前の壁ではない。窓を締めて、外から磚で塞いだものと見える。暫くその外に立って聞いていると、物音はじき窓の内でしている。家の構造から考えて見ると、どうしてもの上なのだ。表から見える、土の暴露している※(「火+亢」、第4水準2-79-62)は、鉤なりに曲った※(「火+亢」、第4水準2-79-62)の半分で、跡の半分は積み上げた磚で隠れているものと思われる。物音のするのは、どうしてもその跡の半分の※(「火+亢」、第4水準2-79-62)の上なのだ。こうなると、小川君はどうもこの窓の内を見なくては気が済まない。そこで磚を除けて、突き上げになっている障子を内へ押せば好いわけだ。ところがその磚がひどくぞんざいに、疎に積んであって、十ばかりも卸してしまえば、窓が開きそうだ。