Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ああぎょくはいにはなうけて

ああ玉杯に花うけて

佐藤 紅緑

Lesen Sie ああ玉杯に花うけて (ああぎょくはいにはなうけて) von 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 126.617 Zeichen · 250 Bildschirme

Aozora Bunko

「このあんばいではかならず勝つぞ」

一同は練習をおわって汗をふいた。

「集まれい」と先生は号令をかけた、一同は集まった。

「みんなはだかになれ」

一同ははだかになった。

「へそをだせい、おい」

一同はわらった、しかし先生はにこりともしなかった。一同はさるまたのひもをさげてへそをだした。先生は第一番の五大洲(投手)のへそのところを押してみた。

「おい、きみは下腹に力がないぞ、胸のところをへこまして下腹をふくらますようにせい」

「はい」

先生はつぎのクラモウのへそを押した。

「おい、大きなへそだなあ」

「ぼくはいま力を入れてつきだしてるのです」

「いかん、へそのところをつきだすのじゃない、へその下へ食べたものをみんなさげてやるんだ、いいか、胸がせかせかして負けまい負けまいとあせればあせるほど、下腹がへこんで、肩先に力がはいり、頭がのぼせるんだ、味方が負け色になったらみんなへそに気をおちつけろ、いいか、わすれるな、黙々塾は一名へそ学校だぞ、そう思え」

先生はひとりひとりにへそを押してみた。

「あまり押すと先生、小便がもります」と二塁手のすずめがいった。そこで先生もわらった。