Japanische Klassiker mit Furigana
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ああぎょくはいにはなうけて
ああ玉杯に花うけて
佐藤 紅緑
Lesen Sie ああ玉杯に花うけて (ああぎょくはいにはなうけて) von 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 126.617 Zeichen · 250 Bildschirme
光一はあっと声をあげて目の上に手をあてた、眉と指とのあいだから血がたらたらと流れた。血を見た阪井はますます狂暴になっていすを両手につかんだ。
「よせよ、よせ、よせ」人々は総立ちになって阪井をとめた。
「あんなやつ、殺してしまうんだ、とめるな、そこ退け」
阪井は上衣を脱ぎ捨てて荒れまわった、このさわぎの最中に最敬礼のらっぱ卒がやってきた、かれは満身の力でもって阪井を後ろからはがいじめにした。「このやろう、今日こそは承知ができねえぞ、さああばれるならあばれて見ろ、牙山の腕前を知らしてやらあ」
四
阪井が柳を打擲して負傷させたということはすぐ全校にひびきわたった。上級の同情は一に柳に集まった。
「阪井をなぐれなぐれ」
声はすみからすみへと流れた。
「この機会に阪井を退校さすべし」
この説は一番多かった。ある者は校長に談判しようといい、ある者は阪井の家へ襲撃しようといい、ある者は阪井をとらえて鉄棒にさかさまにつるそうといった。憤激! 興奮! 平素阪井の傲慢や乱暴をにがにがしく思っていたかれらはこの際徹底的に懲罰しようと思った。二時の放課になっても生徒はひとりも去らなかった。