Japanische Klassiker mit Furigana
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あのよからたよりをするはなし
あの世から便りをする話
海野 十三
Lesen Sie あの世から便りをする話 (あのよからたよりをするはなし) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 4.493 Zeichen · 9 Bildschirme
です。
そこでその友達の友人に当る某医学博士を訪ねて聞いて見ましたところが、簡単にその問題を解決して呉れたのです。「いや君、あの男は最初から発狂して居ったのだよ」(笑声)。「だって先生、科学的には非常に信用が置けるし、言うことも普通であるし、友誼も潔癖であるほど厚いし、殊に細君のことなど潔癖で、細君が死んでから他の女には絶対に接しなかったという程の人格者としては訝しいですが」「いや、それが訝しくない。そういう立派な人に能く狂人がある」という話でした。
そのインチキ心霊研究会が後になりまして、非常に功名を立てたという話があります。つまり毒を以て毒を制した話です。
丁度今頃の初夏時でした。私の所へ九州から訪問客がありました。「是非一つ先生に助けて戴きたい」と、私が先生になったんですが、「実は、先生がこの前お書きなった電波病というのに罹りまして、電波が聴えて仕様がない。現に先生の前に坐って居りますが、私の所へ電波が掛って居るのが能く聴えます。さかんに只今やって居ります。そのために私は失業しました。そうして身体は痩せ衰えるばかりで、非常に電波に妨害されて居ります。