Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

あるニュー・フェイスへのてがみ

あるニュウ・フェイスへの手紙

岸田 国士

Lesen Sie あるニュウ・フェイスへの手紙 (あるニュー・フェイスへのてがみ) von 岸田 国士 (きしだくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 49.146 Zeichen · 96 Bildschirme

Aozora Bunko

が、痛切な夢となって、しみじみと流れ出ています。

こうみて来ると、なるほど、わが「新劇」だけには、在来の「翻訳調」なる生硬なお談義以外、われわれの耳に快よく響き、「考えさせる前に感じさせる」ていの、すぐれた雄弁の要素は、ほとんど見当りません。やっぱり、在来の講釈、落語の「話術」の系統を生かした現代語の駆使によって、一風独特の劇的対話を案出した久保田万太郎をもって「雄弁」の継承者と見るほかはありますまい。

そして、序ながら、現代の「雄弁」を代表するかの如く、徳川夢声ひとりその道で気を吐くのを、われわれは安閑として聞き惚れてばかりいるわけにいきません。

話を「シラノ」にもどしますが、原作の文体はともかくとして、忠実でありながら、しかも大胆なあの翻訳のセリフは、なによりも、これまでの新劇にはみられなかった、一種ハイカラで骨のある「名セリフ」の見本として、はじめて三越の舞台へ登場したわけで、この「雄弁」の日本版こそは、知る人ぞ知る、「老若問答」の著者と、マラルメ研究の権威との、甚だ江戸前式な、雅俗両刀の快弁毒舌に負うところ大なるものがあるのです。

そこで、日本における「シラノ」