Japanische Klassiker mit Furigana
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いいおじいさんのはなし
いいおじいさんの話
小川 未明
Lesen Sie いいおじいさんの話 (いいおじいさんのはなし) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 3.793 Zeichen · 8 Bildschirme
あくる日、仕事場で彼は休みの時間に火を焚いてあたっていました。
いい天気でありました。冬ではあったが日があたたかに当たると、小鳥が枯れた木立にきて鳴いています。青い煙は、さびしくなった圃の上をはって、林の中へとただよってゆきました。彼はぼんやりと、なにか頭の中で考えているらしく見えたのであります。
「こんにちは。」といって、おじいさんは若者のそばへ近づきました。
若者はだれかと思って見ると、人のよいおじいさんなものですから、
「こんにちは、いいお天気ですの、風が寒いから火におあたんなさい。」といいました。
それから二人は、いろいろな話をしましたが、そのうちにおじいさんは、
「おまえさんのところにも、もうじき赤ん坊が産まれるようだが、もし子供がいらないなら、ほしいという人があるから、やる気はないか?」といいました。
これを聞くと、若者は急に怒りだしました。
「大事な子供をなんで他人にやれるものか。おじいさんいくら人がよくても、また頼まれたからといって、そんなばかなことをいうものじゃない。」といったのであります。
おじいさんは、にこにこと笑って、
「それは俺が悪かった。