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Japanische Klassiker mit Furigana

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いたずらこぞうにっき

いたずら小僧日記

佐々木 邦

Lesen Sie いたずら小僧日記 (いたずらこぞうにっき) von 佐々木 邦 (ささきくに) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 63.226 Zeichen · 128 Bildschirme

Aozora Bunko

昨日は書取の時間に奥さんの顔を書いていたら、石盤を取上げられた。取上げられたばかりでなく立たされた。立たして置いて奥さんは新聞紙で帽子を拵えて乃公の頭に被せた。いくら見せしめの為めだって余り人を馬鹿にしている。「これでも仮髪よりか優だ」と言ったら、奥さんは火のようになって怒った。彼の仮髪事件から乃公を目の仇敵のように思っているらしい。乃公が焼棄てたればこそ、校長は彼んな新しい奴を買ったのじゃないか。その恩も忘れて唯訳も分らずにがみがみ言っている。馬鹿な女だ。

今日は大内さんの室へ遊びに行った。大内さんは親切な方だ。「さあ、此方へお入りなさい。遠慮しないでね、家にいる積りで何でもしてお遊びなさい」と云ったから、乃公は突然鯱鉾立をしてやった。

何でも大内さんは余り幸福でないらしい。乃公が入って行った時涙を出していた。多分泣いていたのだろう。それとも栄太楼の玉垂でも喰べていたのか知れない。喰べるといえば奥さんは能く間食をする人だ。彼様に喰べ通しに喰べるから、彼様に太ってるのだろう。

大内さんは種々の事を聞く人だ。殊に姉さん達の事を尋ねるから、乃公は種々な悪口を言ってやった。