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Japanische Klassiker mit Furigana

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いたずらこぞうにっき

いたずら小僧日記

佐々木 邦

Lesen Sie いたずら小僧日記 (いたずらこぞうにっき) von 佐々木 邦 (ささきくに) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 63.226 Zeichen · 128 Bildschirme

Aozora Bunko

随分種々な癖が直るそうですが」

「左様、かかれば幾分か利きましょうが、かかりませんな。未だ注意を集注する力がありませんから」

生意気な事を言う。

「まあ足でも切って外へ出さないようにするのが一番近道でしょうよ。ハッハハハハ」

お春さんも傍にいて笑ったようだった。

お父さんとお母さんがお花さんの許へお客に行く。乃公とお春さんとお歌さんとお島とそれから奉公人が留守番をするのである。留守中は殊に音なしくするようにお母さんが頼んだから、乃公はキチンと学校に通い、稽古が済んだら釣竿のように真直に家へ帰り、姉さん達に世話を焼かせないという約束をした。若し此から一週間別段悪戯をしないなら、お父さんは乃公に四十円の小馬を買ってくれる筈だ。自転車を十台貰うよりも彼の小馬一疋が欲しい。四十円じゃ唯見たいなもんだって、彼の馬喰が言ってから、乃公は毎晩彼の馬の夢を見る。昼間でも時には人の顔が長く見える位だ。

一週間ぐらいは少し辛抱すれば音なしく出来る、訳はないとお島が言った。けれどもお島は女で、男の子だった経験がないから、訳がないか訳があるか分る訳がない。当になるものか。しかし兎に角音なしくしよう。