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Japanische Klassiker mit Furigana

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いたずらこぞうにっき

いたずら小僧日記

佐々木 邦

Lesen Sie いたずら小僧日記 (いたずらこぞうにっき) von 佐々木 邦 (ささきくに) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 63.226 Zeichen · 128 Bildschirme

Aozora Bunko

下女の方は骸骨を見て気を失ったのだそうだ。左様だろう、棚にある可き筈の骸骨が室の真中で椅子に坐っていれば何人だって吃驚すらあ。

営業上の妨害になるから最早決して乃公を寄越してくれるなと断って行った。お春さんが止めても怒っているから承知しない。ぷりぷりして帰って行った。森川さんは短気な人だ。

乃公は無論皆に叱られた。お花さんは到底も乃公を連れて行ってくれまい。

森川さんはお春さんとの婚約を取消した。姉さんは最早御婚礼の支度を大概済ましているから、今更此んな事になっては大変に損である。此れから新に結婚の相手を捜し出すまでには或は着物も帽子も流行に後れてしまうかも知れない。乃公は黙っちゃいられない。殊に乃公が此事件の原因になっていて見ると、斯う雲煙過眼としてはいられない。

事の起因は唯猫一疋である。猫一疋の事で結婚しない前から離縁するなんて法はあるまい。何人が何と言っても森川さんが悪いに極っている。

忠公と二人で森川さんの電気の機械を弄った。乃公は何んとも無かったが、忠公は電流とかに触れて気絶した。すると森川さんは医師の家で人が左様度々気絶しては商売に係ると言って怒った。