Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
いちょうのは
いちょうの葉
小川 未明
Lesen Sie いちょうの葉 (いちょうのは) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 1.722 Zeichen · 4 Bildschirme
「じゃ、帰りに、いっしょにいって探そうね。」と、二人は、お約束をしました。
こんなように、小学校時分の二人は、楽しかったのです。そのうち幸ちゃんは、学校を卒業しました。それから、まもなく、奉公に都会へ出てしまいました。学校へゆくにも、帰るにも、一人となった清ちゃんは、さびしかったのです。そのうち夏も過ぎて、また木の葉の色づく秋がきました。
「いつか、幸ちゃんが、かぜをひいて休んだとき、僕、学校の帰りに、いちょうの葉を拾っていったことがあったがなあ。」と、清ちゃんは、思い出したのであります。あのときは、たった一日、一人でいってさえ悲しかったのにいまは、いつまたあうことができるかわからないのだと思いました。ある日清ちゃんは、学校からの帰りにお寺の前を通ると、いちょうの葉がたくさん落ちていました。そして、寺は、昔そのままにひっそりとして人の姿も見えなければ、ただ、林の中で、小鳥が鳴いていました。清ちゃんは、門を入って大きないちょうの木の下で、落ち葉を拾って、お家へ帰ると、それを入れて、幸ちゃんのところへ、手紙を出しました。
「幸ちゃん、ご健康で働いていますか、村のお寺のいちょうの木の葉が、はや、こんなに色づきました。