Japanische Klassiker mit Furigana
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うさぎとふたりのおじいさん
うさぎと二人のおじいさん
小川 未明
Lesen Sie うさぎと二人のおじいさん (うさぎとふたりのおじいさん) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 1.562 Zeichen · 3 Bildschirme
このとき、ちょうどせきをするおじいさんが、やはり、こちらで、うさぎが自分の家の方へ顔を出しているのを見つけましたので、ひとつおびやかしてやろうと思って、足音をたてぬようにそばへ寄って、大きなせきをうさぎの頭の上でしたのでした。
うさぎは、びっくりして逃げ出しました。これを見たうさぎのおじいさんもやはり、びっくりしました。
この後のことです。黒いうさぎが、せきをするようになりました。うさぎを飼っているおじいさんは、これは、隣のおじいさんが、このあいだ、うさぎにせきをうつしたからだと思いました。うさぎが、あちらへ頭を出したのが悪いから、表向きに、どうこういうことはできなかったけれど、おじいさんは、このことでぷんぷん、怒っていました。
「うちの黒いうさぎへ、隣の老人が、せきをうつしたのですよ。」と、おじいさんは、くる人々に、告げていました。
「へえ、うさぎが、せきをうつされたのですか?」と、近所の人たちは、みょうなことがあればあるものだと、わざわざ黒いうさぎが、せきをするのを見にやってくるものもあった。すると、黒いうさぎが、小さな頭を上下に動かしながら、せきをしたのです。