Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

おばあさんとくろねこ

おばあさんと黒ねこ

小川 未明

Lesen Sie おばあさんと黒ねこ (おばあさんとくろねこ) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 5.638 Zeichen · 12 Bildschirme

Aozora Bunko

ある日のこと、みんなが、わいわいいって空をながめていました。

晩方の空にからすがてんでに、ぴかぴか光るものをくわえて、すぎの木の頂を飛びまわっていたのであります。

「あれは、なんでしょうか?」

村の人たちは、木の下にやってきました。そして、中には、わざわざ木の上へ登ってゆくものもありました。からすは、巣の中へ、光るものをくわえてはいるのもあれば、また、これをくわえて山の方へ、丘を越して海の方へ、思い思いに飛び去ってしまうものもありました。

木の上へ登っていったものは、ようやくのことで、からすに頭をつつかれたり、目をねらわれたりするのを防いで、巣の中から光るものを一枚取り出してみたのでした。

「金の小判だ!」と、木の上から叫びました。

木の下に立っている人たちは、まさか金の小判をからすがくわえてくるはずがないといって信じませんでした。そのうちに、木から降りてきたものが、それをみんなに見せると、ほんとうに、金の小判でありました。

村の人たちは、大急ぎをして、からすの持っている金の小判を奪おうとしました。しかし、からすは、それをくわえて、いずこへとなく、みんな散ってしまって、村人の手にはいった小判は、やっと二枚しかありませんでした。