Japanische Klassiker mit Furigana
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おもしろいはなし
おもしろい話
畔柳 二美
Lesen Sie おもしろい話 (おもしろいはなし) von 畔柳 二美 (くろやなぎふみ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 2.763 Zeichen · 6 Bildschirme
いかに働き者とはいっても、急病人のいる家へ言葉の通じぬ人では、たいへんだと考えたからだ。
白いエプロンをかけ、頬の赤々とした元気そうなその娘さんに、私は、いきなりきいた
「ご苦労さま。あなた、年は、いくつ」
「ハイ、にずう、す、です」
「この土地で育った方でないでしょう」
「ハイ、そんです」
「お国は、どちらなの」
「ふぐすまけん。あえずです。すんせきがあって、いずかまえに、きだばかりです」
福島県、会津。親戚が居て、五日前に来たばかり。というのだ。娘は二十四才。
京都の花柳界に育って、他の土地を知らない婦人と、福島県から親戚を頼って働きにでてきた娘さんとの通訳を、私は、笑いをかみしめながらつとめたのであった。(作家)