Japanische Klassiker mit Furigana
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おかあさんはぼくたちのたいよう
お母さんは僕達の太陽
小川 未明
Lesen Sie お母さんは僕達の太陽 (おかあさんはぼくたちのたいよう) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.531 Zeichen · 8 Bildschirme
正しくさえあれば、必ずして下さいます。
美しいといえば、お母さんのお顔です。そのお顔は、どれ程見ても、飽きないばかりか、しばらくそのお顔を見なければ、寂しさに堪えられなかったのです。そのお母さんに対して、何の註文のあろう筈がありましょうか。
もし、子供に、望みというものがあったら、それはいつもお母さんが、自分の傍にいて下さることだけです。世の中のお母さんは、すべて、この子供の心をよく知らなければならない。これを知ったなら、お母さんは、いつも公正であるであろうし、やさしくあるでありましょう。
子供が、外から家へ入って来る時、どれ程こみ上げる程のなつかしさを持っていたか知れない。戸口を跨ぐや否や「お母さん!」と、呼ばずにはいられないのです。
「はーい」と、いう、お母さんのやさしい声をきく時、ほんとうにうれしく、心に満足を覚えるでありましょう。
また、学校にいて、半日、お母さんの顔を見ないことは子供にとっては、苦しいことであります。帰りを急ぐのも早くお母さんのお顔を見たいためでした。たゞ、家へ帰れば、その願いがとどくと信じたのに、
「お母さん、只今」と、呼んでも、お母さんの返事がなかったら、その時は、どんなであろうか。