Japanische Klassiker mit Furigana
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おとうさん
お父さん
林 芙美子
Lesen Sie お父さん (おとうさん) von 林 芙美子 (はやしふみこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 37.548 Zeichen · 76 Bildschirme
おとうさんは何でもよくしらべてから僕にはなしてくれます。
僕は何でもふしぎです。空をみてもふしぎです。ひるまは、ふわりふわり雲がういていて、青い空は、どこまで行っても広いのです。夜になると、青い空はくらくなって、どこまで行ってもくらいのですものね、そして、時時、お星さまがぴかぴか光っています。その星にはみんな名前がついているのだそうです。僕は北斗七星を知っています。星で東西南北がわかるというのもふしぎです。
それから、僕は、お庭をみていてもふしぎです。
僕のお家の庭には、うめもどきが一本うわつています。このあいだまできれいな赤い実がついていました。あんなひんじゃくな木から、まるで兎の眼のような赤い実がなるなんてふしぎです。
それから、このあいだ、要さんからみかんをもらったけれど、あれだって、どうして、あんなにおいしい実がなるのかふしぎです。
おとうさんは、何でもふしぎだと思うことはいいことだとおっしゃいました。何をみても何も感じないでいることは人間に生れてさみしい事だとおっしゃいました。
僕たちが要さんのお家へ行って、二三日して、要さんがあそびに来ましたので、僕は何でもふしぎなことばかりだとはなしますと、要さんは、