Japanische Klassiker mit Furigana
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おとうさん
お父さん
林 芙美子
Lesen Sie お父さん (おとうさん) von 林 芙美子 (はやしふみこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 37.548 Zeichen · 76 Bildschirme
「おばあさんは何をしてるの」
「あらいはりなんかしていたんだそうだけど、今はよその手伝いなんかに行ってるんだよ」
「家は知ってるの‥‥」
「焼ける前、二三度おかあさんと行ったことがある」
13
僕たちは、その男の子を連れてお家へかえりました。竹なんか、またいつでも、もらいに行けると金井君がいいます。僕もそう思いました。
おとうさんは、竹ももたないで、あんまり早くかえった僕たちをみてびっくりしました。
しらない男の子まで連れているので、おとうさんは変な顔をしています。僕がその子と学習院のところで会った話をすると、おとうさんは、
「そりゃアいいことをした」
とおっしゃいました。
「君、いくつなの」
おとうさんがのこぎりを持ったままたずねました。
「十三です」
何となく元気がありません。おかあさんは、ちょうどおやつをつくりかけていたので、とむしパンをつくっていました。
男の子は、風呂敷の中から黒い米を出しました。
「これを煮たいのですが、なべをかして下さい」
といいます。
「そんなもの出さなくてもいいよ。いまパンがふけるからそれを食べて、それからおじさんが八王子に連れて行ってあげよう」