Japanische Klassiker mit Furigana
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おめんとりんご
お面とりんご
小川 未明
Lesen Sie お面とりんご (おめんとりんご) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.823 Zeichen · 6 Bildschirme
と、清ちゃんはよろこびました。
「政ちゃん、そのお面はどこに売っていましたの?」と、おばさんはおききになりました。
「あっち!」と、政ちゃんは町の方をゆびさしました。
あの人や車のとおって、にぎやかな景色が目にうかんできたのです。
「そう、おばさんをつれていっておくれね。」と、おばさんはたのみました。
かぜぎみなので清ちゃんは、すこしのあいだお家におるすいをすることにして、おばさんは政ちゃんと町へいきました。
「どこで、政ちゃんは買ったの?」と、おばさんは政ちゃんのあとからついてきて、いいました。
政ちゃんは方々を見まわしました。けれど、どこにもおじいさんはいませんでした。
「あすこにいたんだよ。どこへいったんだろうな?」と、政ちゃんは頭の毛を風に吹かせながら、ふしぎそうな顔つきをしていたのです。
「ああ、もうどこかへいってしまったんでしょう。」と、おばさんもさびしい顔つきをして、おっしゃいました。
その立っていたそばに、果物店がありました。そして、りんごがたくさんならべられていました。おばさんはその店に立ちよって、りんごをお買いになったのです。山のようにつまれているいちばん上にのっていた大きな赤いりんごは、それはみごとでありました。