Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ごみだらけのまめ

ごみだらけの豆

小川 未明

Lesen Sie ごみだらけの豆 (ごみだらけのまめ) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 3.335 Zeichen · 7 Bildschirme

Aozora Bunko

」

「なにを見てきたのか、いまごろそんなものがあろうはずがないさ。」

「だって、あの子が、見てきたのですもの、どこかからきたのでしょう。」

「どこかからきたのなら、その家一軒ばかりではないだろう。まあ、ほんとうに買ってくるか、もうすこしたてばわかる。」

こんなふうに、お母さんと、お父さんとは話していられました。

そのうちに、美代子は、重そうに、ふろしき包みを下げてもどってきました。

「あったかい。」と、お母さんはいわれました。

「なるほど、買ってきた。えらいものだ。」と、お父さんは、まず、その手柄をほめられました。

しかし、美代子がふろしきを解いて、お父さんや、お母さんの目の前に、それを見せたとき、お母さんは、指さきで、豆を分けながら、

「まあ、たいへんにいろいろなくずがまじっているのだね。」と、目を円くなさいました。

そして、見れば、見るほど、土がはいっていたり、わらがはいっていたりするので、お母さんは、あきれた顔つきをして、

「いくら、なんでも、この豆は、食べられそうもないね。」といわれました。

お父さんも、黙って、見ていられましたが、せっかく買ってきた、美代子がかわいそうになって、そばから、