Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ごみだらけのまめ

ごみだらけの豆

小川 未明

Lesen Sie ごみだらけの豆 (ごみだらけのまめ) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 3.335 Zeichen · 7 Bildschirme

Aozora Bunko

お母さんは、これまで箱の中にはいっている、豆を見ますと、

「ほんとうに、もったいない。」といっていられました。

美代子も、その豆を見ますと、たとえあの際だからといって、よくも、こんな豆を売ったものだと、乾物屋の人たちをうらめしく思わずにはいられませんでした。

「ねえ、姉ちゃん、はとぽっぽへゆくのだよ。」と、年ちゃんは、それからは、毎日、お昼ごろになるといいだしました。

「さあ、おねんねおし。そして、起きたら、つれていってあげましょうね。」と、姉さんも、お母さんも、どうかして、だまそうと思いました。

年ちゃんは、おとなしく眠ることもありました。また、どうしても、すぐにいってみるといいはったこともありました。また、たとえ眠ってしまっても、起きると忘れずに、

「姉ちゃん、お宮へゆくんだよ。」といったのであります。

「ああ、お母さん。うちに、あの豆がありましたね。あれを持っていって、はとぽっぽにやるといいわ。」と、美代子は思いついて、いいました。

「ああ、それがいい。」と、お母さんも、答えられました。

それから、毎日のように、食べられなかった白豆を袋の中にいれては、年ちゃんは、姉さんにつれられて、はとぽっぽを見にいって、その豆をまいてやりました。