Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ごんごろがね

ごんごろ鐘

新美 南吉

Lesen Sie ごんごろ鐘 (ごんごろがね) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 8.707 Zeichen · 18 Bildschirme

Aozora Bunko

そんなことをしている間に、鐘をのせた牛車はもうしんたのむねをおりてしまっていた。五年以上の者は、気がせいてたまらなかった。ぐずぐずしていると、ついに鐘にいってしまわれるおそれがあった。そこで、比良夫君のことなんかほっといて、みんな鐘めがけて走った。総勢十五人ほどであった。鐘に追いついてみると、ちゃんと比良夫君がうしろについて来ていた。みんなは少しいまいましく思ったが、考えてみると、それだけ比良夫君の熱心がつよいことになるわけだから、みんなは比良夫君を許してやることにした。

川の堤に出たとき、紋次郎君が猫柳の枝を折って来て鐘にささげた。ささげたといっても、鐘のそばにおいただけである。すると、みんなは、われもわれもと、猫柳をはじめ、桃や、松や、たんぽぽや、れんげそうや、なかにはペンペン草までとって来て鐘にささげた。鐘はそれらの花や葉でうずまってしまった。

こうして僕たちは村でただひとつのごんごろ鐘を送っていった。

三月二十三日

ひるまえ、南道班子供常会をするために尼寺へいった。

いつも常会をひらくまえに、境内をみんなで掃除することになっているのだが、きょうは僕はひとつみんなの気のつかないところをしてやろうと、御堂の裏へまわって、藪と御堂の間のしめった落ち葉をはいた。